家庭料理と外食の違いから日々の食事をみつめる

四季の食事

家庭料理と外食の違い理解しておくとことは、日々の食事を見直すことにもつながります。ここでは、家庭料理と外食が、どのように違うのかについて、みていくことにしたいと思います。

家庭料理と外食の違いを知る

食材

ふだんの買い物で食材の産地を確認している人は多いと思います。食材は国産のものしか買わないという人もいるはずです。

でも、外食ではどうでしょうか?

産地や生産者をいちいち確認したりしている人はいるでしょうか。さすがにそこまでする人はすくないですよね。

でも、家庭料理なら、産地や生産者を自分の目で確認し、選ぶことができます。とくに最近では、生産者の顔がみえるということが、消費者にとって大事なことになってきています。

だれがどこで生産・調達しているかがかわかりやすい地産地消は、食の安心の面でも、すぐれた生産と消費のモデルといえます。

味付け

家庭料理と外食のわかりやすい違いは、味付けです。家庭の味付けの濃さは、地方によって異なりますが、一般的には、健康のことを考え、やや控えめの味付けにします。

一方、外食はお客さんにおいしいと感じてもらうことが大事なので、食べた人の印象に残りやすい濃い味付けにする傾向があります。

ただし、一口食べて「おいしい!」と感じる外食の味付けの濃さは、家庭料理の味付けとしては濃すぎます。

家庭料理は、まいにち食べるものですから、味つけは、飽きが来ず、健康にやさしい薄味が理想です。

家庭料理の薄味は、一口食べただけでは美味しいと感じにくいですが、じわじわと体にしみてくるような深い味わいというものがあります。

家庭料理と外食の味は、味を感じる場所も違います。外食は、「ガツン!」という味のインパクトを舌が受けとめ、その感覚が神経をつたわって脳がおいしいと感じますが、家庭料理の味は、どちらかというと、脳よりも身体がおいしいと受けとめる感覚があります。

調味料

日々の食事に「うまみ調味料」を多用している家庭はあまりないと思いますが、外食では、やはり味にインパクトが必要なので、うまみ調味料がたくさん使われる場合があります。

うま味調味料は、かつては人工調味料や化学調味料とよばれることが多かったですが、いまでは、うまみ調味料と名を変えてよばれるようになっています。

うま味調味料を使った料理は、「脳がこれはうまい!」と錯覚しやすくなります。中華料理やラーメンなどは、うま味調味料を多用する傾向があります。

ただ、うまみ調味料は健康への影響が懸念されていることも知っておかなければいけません。

近年では、健康志向の高まりを受け、「化学調味料不使用」をうたう外食チェーンなどもでてきています。

保存料・添加物

家庭で使う食材や調味料は、買い物をするときに保存料や添加物が入っているかどうかを確認できますが、外食だとそれがむずかしくなります。

そういったこともあり、外食で安心して食事ができるようにと、「保存料・添加物不使用」をアピールする外食チェーンなどが増えています。

ただ、保存料や添加物が不使用でも、香料や発色剤などが使われている場合があるので、どこまでが「不使用」なのかを、すべて確認することは外食ではむずかしいです。

それと、外食にはあたらないかもしれませんが、コンビニ弁当などの保存料や添加物は、安全性を疑問視する声もあるので、注意が必要かもしれません。

つくる人の心

料理は心といいますが、家庭料理と外食のいちばんの違いは、やはり、つくる人の心にあるのではないかと思います。

大切な家族に食べさせたいと思ってつくる料理と、不特定多数の人に食べてもらうためにつくる料理とでは、心のこめ方が違ってくるのは当然かもしれません。

とくに、むかしの人は、料理に心をこめるということを、今の人よりもずっと大事にしていたようです。

料理がおいしいかどうかは、もちろん大事ですが、心がこもっているかどうかは、料理を食べてもらう人の気持ちを考えれば、もっと大事かもしれませんね。

まとめ

家庭料理と外食の違いをわかりやすく比べることができたら、食のあるべき姿がみえてくるはずと思い、ここでは、両方の主な違いについて、みてきました。

食の安心を考えれば、食事は家庭料理を中心とすることが望ましいですが、気分を変えたり、大勢で食事をたのしんだりする機会として、外食は最適です。

両方の違いを理解したうえで、バランスよく食事をしていくことが大切ではないでしょうか。