仕事も勉強も立ったままが常識になる?健康にいいだけじゃないスタンディングのメリットとは

これからは立ったまま仕事や勉強をするのが常識となるかもしれません。ここでは、そんなお話をしたいと思います。

仕事も勉強も立ったままが常識になる?

オフィスでのスタンディング(立ったままの状態で仕事をすること)がいいと言われるようになったのは、長時間すわりつづけることによる健康への害が指摘されるようになってからです。

長時間すわりつづける人は、すわる時間がみじかい人にくらべて死亡率が高いという研究結果が発表されています。座りつづけるのがよくないのは、運動不足や食後の血糖が下がりにくいといったことが関係しているようです。

一説によると、長時間すわりつづけることは喫煙とおなじくらい健康によくないともいわれています。

スウェーデンやデンマークなどの北欧諸国では、オフィスでのスタンディングはすでに常識となっていますし、アメリカを代表するグーグルやフェイスブックなどの企業もスタンディングを導入しています。

日本でも、社員の健康をまもるために、デスクをスタンディングデスクに変える企業が増えていますし、健康志向を受けて、スタンディングで仕事をしたいと希望する社員も増えているようです。

これまで、すわったまま仕事ができるというのは、オフィスワークのメリットと考えられてきましたが、その常識がいま、変わろうとしています。

もしかしたら、将来は、学校でも立ったまま授業を受けるなんていう風景がみられるかもしれませんね。

健康にいいだけじゃない!スタンディングのメリットとは

じつは、ぼくも最近、スタンディングで仕事をすることが増えています。そのきっかけは、あるとき図書館でみた光景でした。

ある学生が医学書をもって場所を移動しながら、ちょこちょこ座ったり立ったりしながら勉強していたのです。

これは面白そうだとなり、ぼくもさっそく、その学生のマネをしてみたのです。

すると意外なことに、これはいい、という感覚がありました。

長時間すわりつづけて仕事をしていると、どうしても肩がこったり、目がつかれたり、腰が痛くなったり、頭がボーッとしたりします。

でも、ときどき立つことによって、かるい体操のかわりになって、気分も変わります。

すわったり立ったりするのは、創造的な仕事をするときにも最適だと思います。

よく「視座を変える」といいますよね。視座とは視点のことです。すわった状態から立つというのは、視座を変えるいちばん簡単な方法ですが、その効果は大きいと感じます。

立って作業することによって、脳の一部が活性化して、認知機能が高まるという研究報告もあるくらいです。

立ったまま仕事や勉強をする隠れたメリットは、まだまだあるかもしれません。そういった研究は今後ますます進んでいくでしょう。

上下昇降式デスクが普及しはじめている

立ったまま仕事や勉強を可能にしてくれる上下昇降式デスク(通称:スタンディングデスク)がいま、ひそかなブームとなっているようです。

ある資料によると、スウェーデンやデンマークでは、2013年時点ですでに、スタンディングデスクがオフィスデスクの8割以上を占めるシェアとなっています。

日本でも、オフィスはもちろん、自宅用にスタンディングデスクを購入したり自作する人が増えているようです。

Amazonなどの通販サイトをのぞいても、さまざまなスタンディングデスクが販売されていることがわかります。

既製品はいかにもオフィス用というかんじがしますが、もうちょっとオシャレな商品があれば、すごく売れそうですよね。

日本の住宅事情などを考えると、壁に取りつけられて、使わないときはしまっておけるようなデザインだと、すごくいいかなと思います。でも、そういうのは、やっぱりじぶんでデザインするしかないんでしょうかね。

個人的には、ウッディーでシブーくって、スタイリッシュなデザインのスタンディングデスクがひとつくらいほしいですね。

座りっぱなしが健康によくないとする説には賛否両論ある

座りっぱなしと死亡率などの因果関係は、まだ、はっきりとわかっていない部分もあるようです。

どんな研究報告に対してもそうですが、かならず、賛否両論があるものです。なので、長時間の座りっぱなしがよくないといわれているからといって、それに過剰に反応する必要もないということです。

健康にかんする情報は、いろんな情報をもとに、冷静な目で判断することも大事ではないでしょうか、と付けくわえておきたいと思います。