労力対効果とは―少ない労力で売上を伸ばすポイントについて

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フリーランスは事業にかかわるすべてのことを一人でやらなければいけないので、できるだけ少ない労力で売上を伸ばし、事業を安定させることが理想的です。

ここでは、そのために必要な「労力対効果」という考え方について、ぼく自身のこれまでの経験を振りかえりながら、まとめておきたいと思います。

労力対効果とは

労力対効果とは、労力(作業時間など)に対してどれだけの効果(売上)があがっているかの指標といえばわかりやすいと思います。

労力対効果が高い事業は、少ない労力で売上を安定させることが可能です。それに対し、労力対効果が低い事業は、費やした労力に対してリターンが少ない、苦しい事業といえます。

労力対効果を意識することは、売上を伸ばすためにも大事なことですが、けっこう忘れられがちです。

ぼく自身も日々の仕事のなかでよく忘れていることがあって、ときどき思い出してはハッとしています。

労力対効果を高めるには

ぼくが労力対効果を高めるために試みたことは、つぎの4つです。

  1. 単価の高いサービスを提供する
  2. 成果につながりやすい仕事に集中する
  3. アフターサービスが必要なものは売らない
  4. 購買意欲の高い見込み客にアプローチする

では、それぞれのポイントについて、くわしく見ていくことにしましょう。

1. 単価の高いモノやサービスを売る

少ない労力で売上を安定させるには、単価の高いモノやサービスを売ることが重要です。

これは、あたりまえといえばあたりまえですが、いくら数を売っても、単価が低ければ、たいした売上にはなりません。

なので、すごく成約率が高いのに売上がイマイチあがっていないという場合は、単価を見直す必要があるでしょう。

いっぽう、ある程度の売上があがっている場合は、単価を上げれば、もっとラクに商売ができるはずなので、単価を見直してみる価値はあります。

ただ、単価を上げた場合、それに見合う価値を顧客に提供できなければ、信用を下げることにもなってしまいますので、そこは慎重におこなう必要があるでしょう。

2. 成果につながりやすい仕事に集中する

フリーランスは、基本、一人でのたたかいなので、いろんな仕事にまんべんなく労力を分散していては、効率が悪いです。ここぞというポイントに最大限の労力を投下することで、売上を飛躍的に伸ばすことは可能になります。

ただし、一点集中の論理は、見込みがはずれた場合はダメージが大きいです。

ぼくは、フリーランスになったばかりのころに、早く事業を安定させる必要があると考え、じぶんがやるべきことをぎりぎりまで絞り、仕事に集中しました。リスキーではありましたが、結果として、それはまちがいではなかったと思っています。

3. アフターサービスが必要なものは売らない

売ったあとにアフターサービスが必要になる商品やサービスを販売する場合、それに手間をとられて、肝心の売上につながる仕事に手がまわらなくなる可能性もあります。

アフターサービスにかかる手間は、顧客の質が悪いと、格段に多くなります。大手企業でも、クレーマー対応などは非常に苦慮している部分です。

個人事業の場合、販売後のサポートを含む商品の割合が多くなると、すべての顧客に対応できなくなる可能性もでてくるので、そうならないためには、ビジネスモデルを慎重に検討する必要があります。

4. 購買意欲の高い見込み客にアプローチする

購買意欲の高い見込み客にアプローチするというのは、ぼくが売上を伸ばすためにもっとも重視している部分です。

購買意欲が高い顧客というのは、商品・サービスを今すぐに必要としている見込み顧客と思ってください。

たとえば、道ゆく人に傘を売るとしましょう。傘を晴れの日に売るのと、雨が降った日に売るのでは、まったく売れ行きがちがうのは想像できますよね。

晴れの日と雨の日、どちらのほうがお客さんの購買意欲が高いかといえば、もちろん、雨の日です。

なにかにこまっている人は、じぶんがこまっていることを早く解決・解消したいので、お金を払うための行動をとりやすい傾向があります。そうさせるのは、問題を解決したいという切実な気持ちです。

よく、砂漠で水を売ったらすごく売れるよね、という例が用いられますが、それもおなじ考え方ですね。

問題を解決したいという顧客の心理は、なにかを良くしたいとか、娯楽のためになにかを新しく買いたいという心理よりも強いといわれています。

おわりに

「いまよりも少ない労力で、いまの数倍の売上が出せる…」

これは、ぼくがこの記事を書きながら思ったことです。

どうしてそんな発想がでてくるのかといえば、ぼく自身の仕事のやり方に、まだまだ改善点があると自覚しているからです。

わかっているつもりでいるのと実践するのとでは、雲泥の差があります。ぼくはこの記事を書くことで、これまでに売上を伸ばすことにつながったポイントをいったん整理して、まとめておきたいと思いました。

なにかと不利なたたかいを強いられるフリーランスこそ、労力対効果を意識する必要があると思います。困難を乗り越え、ともに前にすすんでいきましょう!