限界を超えるトレーニング

自分の限界を超えることができれば、今よりも可能性が広がります。仕事においては売上を伸ばしたり事業を大きくしたり、今までにできなかったことを実現することもできるようになります。

でも、限界を超える方法が問題です。どうすれば限界を超えることができるか、それをいちばん真剣に考えているのは、おそらくアスリートだと思います。

アスリートとして認められる人の数は、ビジネスで成功している人の数よりもっとすくないので、その厳しさたるや、そうとうなものです。だからスポーツから学ぶことはたくさんあります。

先日、「奇跡のレッスン」というNHKの番組で、世界的に有名なマラソンコーチ、レナート・カノーバが日本の中学生を指導する様子が放送されたのですが、ナルホドと思ったことがありました。

レナートによれば、彼が指導するプロのランナーに1キロ3分のペースで1時間走るように指示すると、ヨーロッパの選手は3分10秒にペースを落として1時間走りつづけるそうです。

片やアフリカの選手は、指示されたとおり、1キロ3分のペースを守って走りますが、だいたい40分くらいで体力が尽きて歩いてしまうそうです。

で、結果つよくなるのは、どちらだと思いますか?

正解はアフリカの選手です。

アフリカの選手は、1キロ3分のペースで走るトライアルを10回繰り返すうち、最終的には1キロ3分で1時間、最後まで走れるようになるそうです。

これはウエイトトレーニングの理屈とまったくおなじだと思いました。

ベンチプレスなどのウエイトトレーニングは、もう限界だと思ったところから、1回、2回、3回と限界を超えることで筋肉の繊維が破壊され、今度は負荷に耐えられるように筋肉が大きく強くなって再生されます。

ところが、ウエイトの負荷に身体が慣れてくると、自然と楽なフォームを覚え、限界の一歩手前で負荷をあたえることをやめてしまうようになります。これでは筋肉も大きくなりませんし、いつまでたってもそれ以上重いウエイトを上げることもできません。

つまり仕事においても、限界を超えるために、毎日すこしだけ無理をしてみる、ということが大事だと思うのです。

具体的には、作業のペースを上げる努力をしてみたり、いつもよりちょっとだけ余計に仕事をしてみたり、ほんの少しだけむずかしいことに挑戦してみたり。そんなことの繰り返しが自分の限界を広げていくのだと思います。

さて、言うは易く行うは難しですね。わたしも努力してみます。