あなたの「仕事やる気ない」は大丈夫?原因を分析して対策を考えよう

仕事のやる気が出ない女性のイメージ

「あ~なんか仕事やる気ないな…」

「こんなんでいいのかな、私…」

「自己嫌悪になりそう…」

 

こんなふうに悩んでいる人、多いんじゃないでしょうか。

やる気がない状態で仕事をすることほどつらいことはありません。

「仕事やる気ない」という感情は、仕事をしていればだれでも一度は経験することだと思います。

でも、なにがあなたから仕事のやる気をなくさせるのか、その原因について、考えてみたことはありますか?

じつは、あなたのやる気をなくさせている原因は、意外なところにあるのかもしれないんです。

というわけで、今回は、仕事のやる気がない人がふえているといわれる背景について、考えてみました。

 

 

「仕事やる気ない」社員は7割というデータ

アメリカのコンサルティング会社が近年おこなった調査によると、日本には「熱意あふれる社員」が6パーセントしかいないという結果になっています。

調査結果によると、調査対象となった139か国中、日本は132位だというのですからおどろきです。

さらにおどろくべきことに、日本企業にはやる気のない社員の割合が70%にも達するというのです。

(情報元:「熱意ある社員」6%のみ 日本132位、米ギャラップ調査 日本経済新聞社)

つまり、この調査結果の裏を返すと、日本人の労働者のほとんどがやる気がない状態でがまんして仕事をしているということになるんです。

興味深いのは、なぜこのような結果になったのかという調査会社の分析ではないかと思います。

いま会社を支えるミレニアム世代は会社への帰属意識をもたないばかりか、上司も自己成長を重視するかれらのやる気をうまく引きだすことに失敗しているらしいのです。

 

ミレニアム世代とは

ミレニアル‐せだい【ミレニアル世代】 《millennialは、千年紀の、の意》米国で、2000年代に成人あるいは社会人になる世代。1980年代から2000年代初頭までに生まれた人をいうことが多く、ベビーブーマーの子世代にあたるY世代やデジタルネイティブと呼ばれる世代と重なる。

引用元:コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9F%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%AB%E4%B8%96%E4%BB%A3-1693482

 

ミレニアム世代にとって、会社への帰属意識よりも大切なのは、自己成長や自己実現なんですね。

だから、「ただ命令に従っていれば成長できるんだ」と言いつづける上司の考え方に抵抗を感じる人がふえているということなんだと思います。

たしかに、トレンディドラマなんかをみていると、こうした上司と部下の考え方のずれがよく描かれているなあと思うことがありますね。

なぜ自分がやる気になれないのか、なぜ部下がやる気になってくれないのかと、悩んでいる人は多いと思います。

でも、おなじように悩んでいる人がたくさんいるということを、まず理解しておくことが大事なんじゃないでしょうか。

 

「仕事やる気ない」の本音は「会社辞めたい」

もしあなたがいま目の前の仕事に対してやる気が起きないのなら、その感情をもうすこしくわしく分析してみる必要があるでしょう。

分析のポイントは、あなたの感情が「やる気がない」なのか「やる気が出ない」なのかを判断することです。

わたしは「やる気が出ない」というのと「やる気ない」というのはまったく別の感情だと思っています。

「やる気が出ない」というときは、「ほんとうはやる気を出したいけど」という気持ちがあります。

だからあなたの感情が「やる気が出ない」だとすれば、対処法もいろいろと考えられると思います。

いっぽう「やる気がない」というときは、「どうせやる気を出しても無駄だし」というあきらめのような気持ちがあります。

だから、もしあなたが仕事に対して「やる気がない」という感情を抱いているとするなら、「仕事辞めたい」という感情がどこかにふくまれているんじゃないでしょうか。

あるいは、あなたが今現在、仕事を辞めたいという感情に近づいているのだと思います。

 

「仕事やる気ない」は転職の理由になる?

仕事のやる気が起きないという理由で、転職を考える若い人もすくなくないようです。

わたしが最近たまたまみたドラマでも、会社を去ろうとする若い部下を引きとめる上司の姿が印象的に描かれていました。

「石の上にも三年」はもう古いのでしょうか?

つぎに、仕事のやる気がないことが転職する理由になるのかについて考えてみたいと思います。

 

「会社辞めます」という部下に「3年がんばってみろよ」という上司

新入社員のころは、学生時代とのギャップや、理想と現実とのギャップもあり、なんとなくやる気も出ないものです。

そういう「やる気ない状態」の新人には、上司は「まずは3年がんばってみろよ」なんてはげまします。

「3年がまんできなきゃ、どこにいっても通用しないぞ」なんて、わたしもよく上の世代の人たちからいわれたものです。

親や上司の世代では、がまんすれば報われる(むくわれる)こともあったでしょうけど、今の時代はどうなんでしょうね。

多くの場合、「3年がんばってみろよ」は、「3年がんばればいいことあるからさ」という、はげましの意味で使われているような気がします。

でも、多くの人は、この会社で働きつづけてはたして報われるんだろうかという疑問をもっているんじゃないでしょうか。

で、なんとなく気づいちゃっている人もいると思うんですよ。

この会社でがんばりつづけても報われないかもな、と。

 

仕事には夢中になるからおもしろいという面も

好きな仕事や自分がおもしろいと感じる仕事は自然と夢中になるものです。

いっぽうで、最初はあまりおもしろくない仕事でも、夢中になって取り組んでいるうちにおもしろくなることもあります。

だから、「いまの仕事が好きじゃないからやる気になれない」というひとは、まずは夢中になって仕事に打ち込んでみるといいと思います。

どんな仕事でも本気になって取り組んでいれば、それなりにおもしろさを発見できると思いますし、大事な気づきも得られるはずです。

いまの仕事をいっしょうけんめいやっていれば、いつか転職するとしても、いまの仕事の経験や実績が、またつぎの仕事にもつながると思います。

 

会社と理念を共有できるかという問題

会社と社員は運命共同体にちかい関係です。

その会社と理念をおなじくするというのは、働くうえでとっても大事なことだと思います。

会社の理念というとちょっとむずかしいですが、つまり「うちの会社はこんな考えをもって事業をやってます」っていう思想とか信条のようなものですね。

わたしは仕事で転職メディアも運営しているのですが、会社紹介のコーナーではひとつひとつの会社の理念をていねいに紹介するように心がけています。

というのも、今はかつてよりも会社選びにおいて理念が重要になっていると感じるからです。

もちろん、年収や休暇の日数は転職者にとって今でも大きな関心ごとであることに変わりはありません。

でも、会社の理念をしっかり理解したうえで自分にあう会社をさがしたいというニーズが、若い人たちを中心にひろがっているような気がするんです。

たかが理念、されど理念といいますか、社員に理念をしっかりつたえられている会社は業績も安定しているような印象がありますし、総じて働いている人たちの満足度も高いような気がします。

会社を辞めるかどうかや、転職するかどうかを考えるときは、ぜひ参考にしてみてください。

 

松下幸之助の逸話

経営の神様とよばれた松下幸之助には、こんな逸話があります。

幸之助は、つまらなそうに電球磨きの仕事をしていた若い社員につぎのように声を掛けたというのです。

 あんたが磨いているのは電球やない。
 あんたが磨いてるのは子供の夢や。

幸之助は、電球があれば子供が夜でも勉強ができることをつたえることで、暗に仕事の理念をつたえたかったんだと思います。

さらに幸之助はつぎのようにつづけたそうです。

 もの作りはものを作るんやないで。
 もの作りはその先にある笑顔を作るんや。

どんな仕事をしていても、やる気が出ない時期やつらい時期はかならずやってくるものです。

そのときに、仕事に対する思いや理念が背中を押してくれることもあると思います。

だから、仕事は自分のためだけじゃなく、だれかのため、世の中のためと考えて、今の仕事をつづけられるかどうかを判断してみるというのもいいですね。

 

おわりに

今回は、仕事にたいしてやる気になれない人がふえている背景にはどんな事情があるのかについて、考えてみました。

もしいまあなた自身が、仕事にたいしてやる気を感じられなくなっているのなら、このページで考えてみたように、客観的に原因を分析してみることで改善できるかもしません。

もしあなたが部下をもつ立場だったら、やる気がない部下の気持ちを理解することで、よい結果につながるかもしれません。

あなたがやる気になれば、自分の成長にも会社の成長にもつながります。

わたしたちは人生の多くの時間を仕事に費やします。

せっかく仕事をするのなら、自分がやる気になって取り組める仕事をみつけて、充実した人生をおくりたいものですね。