プラスチックストローの廃止や禁止の流れは日本にも?

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世界でプラスチックストローの廃止や禁止の動きが加速している。

きっかけは、全世界に28000店舗を展開するスターバックスが2020年までにプラスチック製の使い捨てストローを全廃すると宣言したことだった。

また、亀やクジラなどの海洋生物が、プラスチックストローやレジ袋によって被害を受けている写真が拡散され、世界に衝撃をあたえた。

プラスチックが自然分解されるには数百年から数千年かかるといわれてるので、地球上に無秩序に捨てられたすべてのプラスチックごみは理論上、半永久的に地中や海洋に潜み続けることになる。

海にただよう細かなプラスチックは、海産物を食べることによって、やがては私たち人間の身体のなかにも入ってきて健康を蝕む。そのことにやっと多くの人が気がつきはじめたのだ。

プラスチックストローの廃止と禁止の流れは日本にも

プラスチックストローの廃止と禁止の流れは日本にもやってきそうだ。

政府は2020年の東京オリンピックのまえに環境保護の規準を世界にあわせていきたい考えだが、外食業界大手の「すかいらーく」グループは、オリンピックまでにすべての店舗でプラスチックストローを廃止することを社内で決定していることがわかっている。

プラスチック製品の廃止や禁止の動きが世界的な潮流となっている以上、国内のどの企業も、もはやグローバルスタンダードを無視できない。

後回しにするよりは、いち早く廃止を宣言するほうがブランドイメージを良くすることにもつながる。逆に遅れをとれば、ブランドイメージを大きく損なうことにもなりねない。

将来的に環境保護の機運が高まっていけば、レジ袋やストローなどの石油製品にはさらに厳しい目が向けられることになるだろう。

あるいはドイツのように、最終的には製造者責任となるかもしれない。いや、地球環境を守り、私たちの健康を守ろうとするなら、むしろそうなるべきだろう。

海洋ごみでランプシェードを創作したヨーガンレール

2014年に亡くなったドイツ人デザイナーのヨーガンレールは、日本で環境保護に対する意識を広めようとしていた人のひとりだった。

彼は声高には主張しなかったが、沖縄の海岸に漂流したビーチサンダルなどのプラスチックごみを自ら拾い集めて独創的なランプシェードを創作した。その作品を集めた展示会は、彼の死後しばらく経ってから催された。

もしヨーガンレールがまだ生きていたら、世の中にどんなメッセージを発信しているだろうか、とふと思うことがある。

住まいがあった沖縄石垣島で自動車事故によって亡くなったヨーガンレールだが、皮肉なことに、海洋ごみでランプシェードをつくる仕事は、彼の人生最後の仕事となった。

世界のためにも日本の将来のためにも、まだまだ生きていてほしかった人だ。