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ワイキキのレストランの一角にあるスペース

著者プロフィール

井上 伎

2014年、Web広告に関連したスモールビジネスに注目しブログをはじめる。

『はたらき方をデザインする』をモットーに、場所や時間の制約を受けない自由な”はたらき方”を追求。

たったひとり手探りで運営をはじめたブログが、立ち上げから約3年で収益ブログに。

トライ&エラーをくりかえしながら組織に依存しないワークスタイルを確立。

2018年に新たに開設したこのブログでは、くらしと仕事をテーマに情報を発信しています。

クラシゴトのテーマが生まれた背景

クラシゴトは、「クラシ」と「シゴト」をテーマにしたブログです。

ブログのテーマが、どのようにして生まれてきたのか、わたしの体験や考え方を踏まえながら、お話ししたいとおもいますので、興味がある人はつづきを読みすすめてください。

  1. 旅先のハワイで感じたこと
  2. わたしたちの働き方はもっと多様であるべき
  3. 豊かさのヒントは調和
  4. 大切なものは近くにある
  5. 自分だけの人生をいきるために必要なこと
  6. 未来を照らす言葉に出会う

旅先のハワイで感じたこと

わたしが始めたスモールビジネスの成果がようやくすこし見えてきたころ、生まれてはじめてハワイをおとずれました。その旅行の初日のことです。

時差ボケと移動の疲れを感じながら、テラスがあるオシャレなレストランで昼食をとったあと、わたしはひとりでショッピングセンターをぶらぶらと歩いていました。

すると、地下から水が湧き出るスペース(ビオトープの一部)に2歳ぐらいの男の子が裸足で入っていきます。男の子は遊び相手がいないことに気づいたのか、『パパもいっしょに・・・』と。

お父さんも靴をぬぎ、靴下をぬぎ、水たまりの中へ・・・男の子といっしょに遊びはじめます。

しばらくして別の親子がそこを通りかかり、最初の男の子よりも年齢がすこし上ぐらいにみえる双子らしき兄妹が、自分たちもここで遊びたいという顔でお母さんの顔をみつめます。

お母さんの許可をもらった兄妹が水辺の遊びに加わると、さらに子どもが1人、2人と増えていき、そして大さわぎ・・・・。

ついには、そばで見守っていたお母さんたちも子供たちといっしょに遊びはじめます。みんなの顔はとても幸せそうです。

木漏れ日がやさしくゆらめく空間を、南国独特のスローな音楽が静かに演出しています。

ゆったりと流れる午後の時間のなかで、この様子をみていたわたしは、ふつうに生活している人がふつうの幸せを手にすること ― そのことが、とても尊いことなんだと、あらためて感じたのでした。

インターナショナルマーケットプレイスの広場

わたしたちの働き方はもっと多様であるべき

「クラシ」と「シゴト」をちょうどいいバランス関係にするには、仕事に暮らしをあわせるのではなく、自分の暮らしから仕事や働き方を考えることが、とても重要なことだとおもいます。

でも多くの人は、生活していくために、家族を養うために、仕事に自分の暮らしをあわせざるをえないのが実情です。

会社にワークライフバランスの改善をもとめたり、転職して職場環境を変えることもできますが、残念ながら、そのような対処法では日々の暮らしを犠牲にする働き方を根本的に変えることはできません。

いっぽう、自分でビジネスを起こし、安定した収入を得る手段をもてば、自分の働き方は自分でいくらでもデザインできます。わたしは、起業のいちばんのメリットは、この点にあると感じています。

もちろん、ビジネスは一朝一夕にして出来上がるわけではありませんが、すこしずつ準備をしていくことは、仕事をもっている人が本業と並行してやっていくこともできます。

今という時代は、過去に例をみないくらい、個人に起業のチャンスがあたえらえている時代といえるのではないでしょうか。ネット環境はとても充実していて、ブログやソーシャルメディアでは自由な発信ができる―このようなめぐまれた時代において、わたしたちの働き方はもっともっと多様であるべきだとおもうのです。

豊かさのヒントは調和

これからの時代は、あらゆる物事において「調和」という考え方がますます求められることになるとおもいます。

「クラシ」と「シゴト」の調和、家族関係の調和、地域との調和・・・、広くとらえれば地球環境と経済の調和も大きな課題です。

すでに”常識”として認識されていることだって、調和という観点から見直せば、あらたな気づきがきっとたくさん生まれてくるはずです。

今でこそ、それほど珍しくなくなったフレックスタイムや在宅ワークの導入、副業解禁の流れなども、以前の常識から考えれば、どれも”非常識”なことばかりであったといっていいとおもいます。クールビズなども、まさにそうですよね?

働き方においては、常識と非常識の境目がますます”あいまい”になっていくことでしょう。

わたしは、豊かな社会をつくりだす第一歩は、一人ひとりが自分の日々の暮らしと働き方をみつめなおすことから始まると考えています。

とはいえ、既存のフレームワークのなかだけで暮らしと仕事のあり方を考えていては、本当の豊かさにたどりつくことはむつかしいでしょう。

視野を広くするには、ときには常識をうたがってみたり、諸外国の価値観にふれてみることもオススメです。

諸外国といえば、わたしはスローライフ的な考え方がとても好きなので、イタリアの郷土料理やワインなどを紹介しているテレビ番組があると、夢中になって観てしまいます。

日本人とイタリア人の価値観のちがいは、とても興味深いですね。

ずいぶん前、イタリアを特集したテレビ番組があり、その番組の中で、『あなたにとっての幸せとは?』という質問を受けた男性が、こう答えたのです。

『それは夕方、家族と散歩することさ』

大切なものは近くにある

生きていくうえで、仕事とプライベートのバランスをトータルで考えていくことは、いうまでもなく大切なことです。

ですが、ともすれば、わたしたちは「ワーク」と「ライフ」のバランスを”ちょうどよく保つ”ことを忘れがちになります。

あなたは、刻々と変化していく夕暮れどきの空の美しさに感動したり、夜空に浮かぶ月にハッとさせられたりという経験はありませんか?

わたしは、あるひとつの経験をとおして、人生の中でもっとも美しく大切なものは、遠くではなく、じつはとても近くにあるものなんだ、とおもうようになりました。

自分にとって大切なものや、人生の大切な時間は、失ってからではいくら後悔しても戻ってきません。このことは、わたしが失敗から学んだ教訓です。

だから、多くの人が人生のできるだけ早い時期に、そのことに気づき、幸せな人生を築いていくことを心から願っています。

自分だけの人生を生きるために必要なこと

自分だけの人生を生きるためは、予定調和の人生を自分の手でこわしていくことが、どうしても必要になります。

常識に逆行して予定調和の人生をこわしていくプロセスは、自分らしいライフスタイルとワークスタイルを確立している人が、皆おなじように経験するプロセスです。それは、「自分ひとりの革命」とよべるような孤独な過程です。

わたしがWebの仕事をはじめたとき、周囲からはまったく理解されませんでした。でも、自分の決断は正しいという確信がありましたので、信条が変わることはありませんでした。

「じぶん」という、ひとりの人間の人生が描かれた本のつづきは、なにも書かれていない真っ白なページだけ ― そんなふうに、約束されたものが何もない人生はこわくもあるけど、足どりは軽やか、とても清々しい気持ちです。

未来を照らす言葉に出会う

ところで、ハワイには美しい言葉がたくさんあります。

なかでも、わたしがいちばん好きな言葉は・・・、そう、日本人のだれもが知っている「アロハ(aloha)」という言葉です。

ハワイでは「こんにちは」や「さようなら」のかわりに使われることが多いアロハ。

調べてみると、アロハの「アロ(alo)」には、「調和する、共存する、経験を分かち合う、今という瞬間を心におく」という意味があるのだそう。

この言葉がもつ奥深い意味をはじめて知ったとき、わたしは過去の自分の失敗をふりかえり、目が覚めるような思いがしました。 ― と同時に、豊かな人生をおくるためのヒントをつかむことができたような気がしました。

アロハという言葉をかたちづくる精神は、このブログのコンセプトにもピッタリだなとおもっています。

クラシとシゴトの調和をテーマとする「クラシゴト」のお話は、これからもつづいていくので、ぜひ注目していてくださいね。